2015年8月10日(月)
「自分のはたをつくって、風とあそぼう!」
(一般社団法人CWAJ福島支援プロジェクト/相馬市中央児童センター)
朝、会場の児童センターに行くと、すでに幾人かのお友だちが来ていて、「おはよう」と元気に声をかけてくれて、うれしかったこと覚えていますよ。ここで一番会場に慣れているのは、いつもこの施設でお勉強や放課後のお遊びをしているお友だちなんだということも分かった。
今日は元気な子どもたちの一日になるな、と感じながら準備をはじめ、「あそびじゅつ」ははじまった。
布のお話をして、布にはふたつの面があり、それを組み合わせると今までにない布の表情が見えることを聞いたり、「旗(はた)」ってどんなものか考えたりしたね。そうしたら「旗は、風をとらえるもの」という、とっても素敵な答えが返ってきた。そうだね、今日は「旗」をつくってお外に出て、相馬の風をとらえて遊ぶ、そんなことがみんなの心に広がって、旗をつくりはじめたね。
どんな旗をつくるか、絵に描いて、おおきな布の山から布を探し出してきて、切って貼って、布のひろがりをつくっていった。でもそうかんたんに、思う通りに布は切れない。幾度か失敗し、思う通りにならないけれど、これでいいかなと考えたりしながら、徐々に生まれていく「旗」。暑い中、大変だったけれど、4時間以上どうにかやってみたら、なにもなかったところにたくさんの旗が出現。いろんな旗ができあがった。
公園に行って旗を振ってみた。走ってみた。美しかったね。楽しさが、公園中に広がっていたね。暑さが飛んでいった一瞬でした。
講師: | 海老塚耕一(美術家、本学教授) |
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場所: | 相馬市中央児童センター(福島県相馬市) |
対象: | 小学1~6年生 |
人数: | 41名 |