2012年8月21日(火)
「自分をあらわすマークをつくろう」
きみは いったいどんな人なのだろう?
「私の目はお母さんに似てとても大きいの」「ぼくの名前はすごく男らしいんだぜ」「本を毎日読んでいるの」「サッカーに夢中なんだ」
何でもいい。今、きみ自身が一番自慢(じまん)できること、一番大切にしているもの、一番大事な言葉を、思いっきり描いてごらん。でき上がったものは、きっと だれにも似ていない世界でたったひとつの表現になっているはずだから。それを見て話しかけてくれる新しい友だちができるかもしれないよ。
絵や文字で人に何かを伝えることは本当にすばらしいことなんだ。
デザインは目的と機能を伴った創造行為です。現代社会では、身の回りすべてのモノやコトにデザインが何らかのかたちで関わっていると言えるでしょう。
この講座では子どもたちが“自分のマーク”を制作しながら、何を描くのか、何故この絵を描いたのかを考えてもらう時間を大切に進めていきました。難しく聞こえるかもしれませんが、子どもたちの発想と描く創造能力には予想以上の結果が得られたと思います。最終的には皆の原画をデータ化し、シールに加工、そして配布した大型ノートにレイアウトするところまで行いました。世界にひとつしかない自分だけのオリジナルノートの誕生です。
デザインという力が、子どもたちのものを大切にする想いに繋がっていくことを期待しています。
講師: | 澤田泰廣(グラフィックデザイナー、本学教授) 関根慎一(グラフィックデザイナー、本学非常勤講師) |
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場所: | 多摩美術大学八王子キャンパス |
対象: | 小学1~6年生 |
人数: | 30名 |