いつも何かにふれている。けれども 多くの人はふれていることに気づかない。いろんなものにかこまれて、いろんな言葉を聞いている。けれども 多くの人には聞こえない。ふれているもの、おしゃべりなものたちのいろいろを、そっと きみに感じてもらいたい。きみにもおしゃべりしてもらいたい。
ここでは きみはいろんなものとお友だち。人とだけお友だちになるのではつまらない。紙や絵の具や筆、ねんど、石や土、水や風だって、どんなものともお友だち。もしかしたら、道ばたに すてられたものだって大切なお友だちかもしれないよ。そう、いろんなものとお友だちになって、いろんなものをつくってみよう。
するとそこに ことばが生まれ、かたちが生まれ、想(おも)いも生まれ、みんなの言葉で広がる世界が顔を出す。楽しい時間も顔を出す。
そんな場所と時間が「あそびじゅつ」。