講座レポート

「○○世紀の芸術家列伝Ⅱ―18世紀」

【2021年5月15日~2022年3月12日(土)全18回(会場受講)】 ※オンデマンド受講は別日程

2019年度にはじまった連続講座『○○世紀の芸術家列伝』シリーズは、毎年ひとつの世紀を舞台に、その時代に生きた美術家・芸術家を眺めていく講座です。年間で十数人の講師それぞれが、ひとりの作家を取り上げ、その生涯や作品について語ります。

昨年度は「18世紀」をテーマに開講予定でしたが、新型感染症の拡大により、中止を余儀なくされました。今年度は、改めて「18世紀」のプログラムを再編し、1年越しの開講が叶いました。

今回は、依然不安定な社会状況に対応するため【会場受講】と【オンデマンド受講】の2つの講座形式を用意しました。年間プログラムが半ばで中止となる状況を避けられるよう、場合によって会場受講をオンラインに替えて開講できる体制を整え、満を持して再編版のスタートを切りました。

第1回は、本講座のプロデューサーであり、美術家で本学教授の海老塚耕一さんより、「18世紀の美術・芸術への興味」と題してお話しいただきました。ひとつの時代を多様な視点から見つめることで、大きな地殻変動のなかで変容を強いられる現在を、どのように生きていくことができるのかを問い続ける大切さにもふれながら、18世紀を俯瞰するご講義をいただきました。

初回は緊急事態宣言下の開催となりましたが、受講生の皆様に感染症対策や会場変更等のご協力をいただき、1年越しに直接お会いできる機会が訪れたことに、講師・スタッフともに喜びを感じました。

これから始まる全18回の講義を皆様と迎えられることを楽しみにしています。

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