講座レポート

【オンライン講座】「疫禍と芸術―疫病が創出した作品、屍となった芸術家」
木下京子さん

【2020年11月19日(木)~12月3日(木) 全3回】

新型コロナの世界的流行は、日常生活から人間関係、社会環境などあらゆるものを変容させました。流行を繰り返すさまざまな疫病は、人類に甚大な被害をもたらしますが、一方でそれを契機に新たな芸術も生まれたのです。

今回は、美術史家の木下京子さんに、疫禍が芸術に与えた影響について具体的に検証する講座を開催いただきました。
「天然痘」「ペスト」「スペイン風邪」の3つの疫病。各時代・各国にもたらした影響や、それにより誕生した文化や芸術について掘り下げていきます。

オンライン形式での講座は、当センターにおいて初の試みとなりました。現在のパンデミックとリンクし展開する内容であったためか、質疑応答では受講生の皆様からの質問もいつもより多く、活発なやりとりが展開されました。
コロナ禍においてどう芸術と接し向き合っていくか、人類にとって芸術とは何か――。
生涯学習センターとしても、このような状況下で芸術にふれる場を継続していこうとするなかで、今後に向けた大きなヒントを手にする講座となりました。

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