講座レポート

「アトリエから宇宙へ」
久保田晃弘さん

【2014年11月29日(土)】

大学内の創造の現場であるさまざまなアトリエを探訪するシリーズ「アトリエのにおい」。今回は情報デザイン学科メディア芸術コースの教室を訪れ、久保田晃弘さんに宇宙芸術についてお話しいただきました。

午前中は衛星芸術についての講義や、間もなく飛び立とうとする(※)小惑星探査機「はやぶさ2」に相乗りする、「深宇宙彫刻DESPATCH(デスパッチ)」の説明を受けました。DESPATCHは史上初の、太陽系の軌道から離れ宇宙の外側(深宇宙)に向かっていく芸術作品です。

午後はNASAが録音した惑星が発する電磁振動を変換した"宇宙からの音"を聞きながら、絵を制作しました。宇宙の"調べ"に驚きながら、得たインスピレーションを紙の上で表現し、制作を楽しみました。

先端技術とアートを結びつけ、これまでにない表現を探すメディア芸術コースのアトリエからは、真新しい機械や新素材のにおい、そして、未踏の地を行く人たちの挑戦のにおいを感じることができたのではないでしょうか。

※本講座の翌週に小惑星探査機「はやぶさ2」は宇宙へと出発しました。

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