講座レポート

「演習とともに語る―私が生きた現代美術
―ピカソ、マティス、デュシャン」
田窪恭治さん

【2012年10月13日~11月17日(土)】

「現代美術」をテーマに、作家の目線に寄り添い、じっくりと手を動かし考えながら、その世界観を体験する本講座。
今回は、本学客員教授でもある、美術家の田窪恭治さんを講師にお迎えしました。

ピカソにならって「キュビスム」による自画像を描いてみます。
正面から、横から···と、複数の視点からものを捉え、ひとつの画面に織り込むことに、最初は戸惑いながらも、徐々に線の動きや色使い豊かな作品ができ上がっていました。

別の回には、マティスが手掛けた南仏にある礼拝堂の模型の壁面に、平面作品を立体へと立ち上げていきました。
ステンドグラスを模したフィルム素材を使ったり、コラージュによる独自の空間を生み出す工夫をしている方も。

ピカソやマティスらが、平面と立体=2次元と3次元を行き来し、試行錯誤しながら制作をしていたことが、今回の講座を通して発見できたようです。
「現代美術=難解なもの」というイメージが、その世界に長く生きてきた一美術家との交流のなかで少しずつ解きほぐされていくような、そんな時間を過ごせたのではないでしょうか。

これからもさまざまな切り口から、「現代美術」にふれる講座を実施していきたいと考えています。

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