【2012年9月26日~12月5日(水)】
日本画のモチーフというと、花鳥風月に代表される日本の四季の風景や動植物を思い浮かべる方が多いかもしれません。
今回は、講師に本学教授の松下宣廉さんをお迎えして、そんな日本画のイメージががらりと変わるメキシコの民芸品とサボテンを描いてみます。
メキシコの動物の民芸品は、素朴なかたちに色鮮やかな模様を全身にまとい、一度見たら忘れられない強烈な個性を放っています。そこに、同じくメキシコの植物のサボテン、アボカドを組み合わせてみたら···。
最初は、モチーフの奇抜さに驚いていた受講生の皆さんも、下絵を描き、岩絵具を重ねていくうちに、岩絵具の奥深い色彩とメキシコの民芸品と植物という化学変化から生まれる、いままでにない不思議な表現の面白さに魅了されているようです。
制作も残すところあと少し。
この不思議な化学変化からどんな作品が生まれるのか、最終回が楽しみな日本画の講座です。