開講日時・講座内容・講師

第1回　2015年10月4日（日）

        13時00分～14時30分

「美術の現在―現代美術の祝祭 ヴェネチア・ビエンナーレ」

―国際展、グローバリズム、多文化主義、あいちトリエンナーレ、芸術監督

建畠晢［美術評論家、本学学長。現代美術等の国際展の企画に携わる］

  15時00分～16時30分

「演劇の現在―60年代演劇の影響」

―小劇場運動、劇場空間、演劇の革命、アンダーグラウンド、オフ・オフ・ブロードウェー

萩原朔美［映像作家、本学教授。演劇、文章、実験映画、写真、版画等、表現の発見を繰り返す］

第2回　10月18日（日）

  13時00分～14時30分

「工芸の現在―鍛金から見える工芸」
―火、砂、槌、表面、たたら

野口裕史［鍛金彫刻家、本学教授。鍛金で「空気」を包み込み、「風」の表情をかたちにする］

  15時00分～16時30分

「文学の現在―哲学と民俗学の交点」
―西田幾多郎、折口信夫、物質と記憶、場所、祝祭

安藤礼二［文芸評論家、本学准教授。哲学と民俗学から文学を探る。著書に『折口信夫』他］

第3回　11月15日（日）

  13時00分～14時30分

「版画の現在―版画は生き残れるか」
―なぜ版画か、版画の魅力、明治と戦後、世界の版画、日本の木版画

吹田文明［版画家、本学名誉教授。木版画において材質感を効果的に表現する手法を確立］

  15時00分～16時30分

「舞踏の現在―漂着する身体」
―舞踏技法、反芻、アーカイブ、生成

國吉和子［舞踊研究・評論家、本学客員教授。『夢の衣裳・記憶の壺』著、『見ることの距離』編］

第4回　11月29日（日）

  13時00分～14時30分

「絵画の現在―『絵画』という問題」

―二次元、反映、写実、写真

本江邦夫［美術史家、本学教授。近・現代美術を研究。著書に『絵画の行方』他］

  15時00分～16時30分

「テキスタイルデザインの現在―越境する糸と布」
―手と思考、染織の技、制作の風景、地域文化

川井由夏［アーティスト、本学教授。染織文化に内在する思考と技術を研究し、作品を制作］

第5回　12月13日（日）

  13時00分～14時30分

「映画の現在―映画生誕120年、メディアと表現の現在」
―フィルムとデジタル、映画館という場、物語の変容、こどもと映画

西嶋憲生［映像評論家、本学教授。実験映像をはじめ、映像芸術・文化の歴史と理論を研究］

  15時00分～16時30分

「グラフィックデザインの現在―大正・昭和の商業美術から広告デザインへの変遷」
―杉浦非水、商業美術、表現主義、アドバタイジング、マーケティング･コミュニケーション

田口敦子［広告研究、本学名誉教授。広告やサインデザインの公共性について研究］