2015年度 秋冬期講座

講座番号
3311

連続講座 「世紀を歩く―美術と文化Ⅴ:12世紀」〈後期〉

人類は地域や民族によって異なった時間を持ち、それぞれ特有の思想・文化を創り上げてきました。けれども、西欧社会が中心をなしているように思いがちです。そんな既成の眼差しからはずれて、ひとつの世紀を、芸術を中心に歩くことで、人類の文化の多様さを確かめていきます。

開講日時・講座内容・講師   ※全20回のうち、後期分の募集となります。

第11回と第19回の内容が変更になっています。詳細は以下をご確認ください。
第11回と第19回の講義内容入れ替えのお知らせ


<後期>
第11回 10月17日(土)13時30分~15時00分
「西行―詩歌と『世』」
―現世、幻世、遁世、乱世、来世
平出隆[詩人、作家、造本家、本学教授。詩歌、小説、エッセイなどで言葉の多様性を探究する]
第12回 10月17日(土)15時30分~17時00分
「鎌倉幕府開創」
―源頼朝、平氏政権、『喫茶養生記』、東大寺と重源、宋風文化
古川元也[神奈川県立歴史博物館主任学芸員。日本中世宗教文化史を研究]
第13回 11月14日(土)13時30分~15時00分
「ノルマン朝シチリア王国の美術」
―モンレアーレ大聖堂、聖堂の装飾プログラム、「創世記」連作の図像、ビザンティン美術との関係
松浦弘明[美術史家、本学教授。イタリアの中世・ルネサンス美術史を研究]
第14回 11月14日(土)15時30分~17時00分
「金の建国と発展―女真人の華北征服」
―軍事社会、遊牧と農耕、言語政策、多元社会
飯山知保[歴史学者、早稲田大学高等研究所招聘研究員。華北社会史、金元時代史を研究]
第15回 12月5日(土)13時30分~15時00分
「平泉文化―仏教理念に支えられた現世浄土」
―藤原清衡、中尊寺金色堂、藤原秀衡、無量光院、現世浄土・現世往生
菅野成寛[中尊寺釈尊院住職、岩手大学客員教授。日本中世史を研究]
第16回 12月5日(土)15時30分~17時00分
「12世紀の西洋哲学」
―普遍論争、アベラルドゥス(アベラール)、「然りと否」、アリストテレスとスコラ哲学、修道会と大学
松田直成[哲学史家、本学教授。フッサールの現象学の発展と今日的意味を探究する]
第17回 2016年1月30日(土)13時30分~15時00分
「今様の世界」
―「遊びをせんとや生れけむ」、『梁塵秘抄』、平家納経、「和」の美の粋、繊細と華麗
島尾新[美術史家、学習院大学教授。日本中世絵画史、特に室町時代の水墨画を研究]
第18回 2016年1月30日(土)15時30分~17時00分
「赤ひげ王の時代―フリードリヒ1世と中世ドイツの栄光」
―神聖ローマ皇帝、キリスト教美術、聖遺物、ロマン主義
藤村拓也[町田市立国際版画美術館学芸員。初期ネーデルラント絵画史を研究]
第19回 2016年2月27日(土)13時30分~15時00分
「12世紀のルネサンス」
―スコラ哲学、大学の出現、ゴシック様式、騎士道物語、吟遊詩人の流行
海老塚耕一[美術家、本学教授。素敵なあそびとしての美術の楽しさを、制作と理論から探る]
第20回 2016年2月27日(土)15時30分~17時00分
「ロマネスク美術―ヨーロッパ最初の統一的芸術様式」
―最初の国際様式、純白の衣、ヴォールト(石造天井)、巡礼路、聖遺物箱
本江邦夫[美術史家、本学教授。近・現代美術を研究。著書に『オディロン・ルドン』他]
時間 【奇数回】13時30分〜15時00分
【偶数回】15時30分〜17時00分
場所 中町ふれあいホール(東急大井町線上野毛駅から徒歩12分、または東急田園都市線用賀駅からバス10分/本学上野毛キャンパスから徒歩8分)
※会場は、本学キャンパス内ではありません。ご注意ください。
受講料 後期全10回(第11〜20回):1万円 / 1回ごとの受講:各回1000円
定員 各回100名(抽選)
申し込み締切 全10回申し込み:9月26日必着 / 1回ごとの申し込み:各回の3週間前の土曜日(すべて必着)
共催 世田谷区教育委員会

本講座のみ、Eメールでのお申し込みも可能です。

必要事項を記入のうえ、下記アドレスまでお送りください。

必要事項

  1. 講座名「世紀を歩く―12世紀」
  2. 受講希望回(「後期 全10回」「第○回」)
  3. 郵便番号・住所・氏名(フリガナ)
  4. 性別
  5. 生年月日
  6. 電話番号
  7. 学生は学校名・学年、本学卒業生はその旨
  8. 「HPをみて申し込み」と明記

お申し込み先

 

   life@tamabi.ac.jp