- 講座番号
- 3311
連続講座 「世紀を歩く―美術と文化Ⅲ:19世紀」〈後期〉
人類は地域や民族によって異なった時間を持ち、それぞれ特有の思想・文化を創り上げてきました。けれども、西欧社会が中心をなしているように思いがちです。そんな既成の眼差しからはずれて、ひとつの世紀を、芸術を中心に歩くことで、人類の文化の多様さを確かめていきます。
開講日時・講座内容・講師
- 第11回 2013年10月26日(土)13時30分~15時00分
- 「ベル・エポック」
―世紀末、第三共和制、マラルメ、象徴主義、アール・ヌーヴォー - 海老塚耕一[美術家、本学教授。素敵なあそびとしての美術の楽しさを、制作と理論から探る]
- 第12回 10月26日(土)15時30分~17時00分
- 「正岡子規」
―筆、愉快、かわうそ、写生帖 - 平出隆[詩人、作家、造本家、本学教授。詩歌、小説、エッセイなどで言葉の多様性を探求する]
- 第13回 11月9日(土)13時30分~15時00分
- 「渡辺崋山」
- ―武士と絵師、谷文晁、肖像画、文人画と風俗画、《一掃百態図》と『北斎漫画』
- 小川敦生[美術ジャーナリスト、本学教授。日経BP社編集委員、日本経済新聞社記者を経て現職]
- 第14回 11月9日(土)15時30分~17時00分
- 「良寛」
―雪国で春を待つ心、自由港出雲崎の少年時代、受け押し返す歌、時代の宿命の中で生きる、そのなかでの大愚良寛 - 北川フラム[アートディレクター。「瀬戸内国際芸術祭」などアートを通して地域づくりを実践]
- 第15回 12月7日(土)13時30分~15時00分
- 「マルクス」
―ヘーゲル、フォイエルバッハ、唯物史観、上部構造と下部構造、資本主義と社会主義 - 松田直成[哲学史家、本学教授。フッサールの現象学の発展と今日的意味を探求する]
- 第16回 12月7日(土)15時30分~17時00分
- 「精神分析の誕生」
―フロイト、ユング、無意識、イメージ、芸術療法 - 伊集院清一[医学博士、本学教授。専門は精神医学。近刊に『風景構成法―「枠組」のなかの心象』]
- 第17回 2014年1月11日(土)13時30分~15時00分
- 「ラファエル前派の画家たち」
―イタリア、モデル、文学、プリミティヴ、美術館 - 高橋裕子[美術史家、学習院大学教授。専門は西洋美術史、芸術学。著書に『イギリス美術』他]
- 第18回 1月11日(土)15時30分~17時00分
- 「19世紀の音楽」
―ベートーヴェン、第九、市民社会、調性音楽、ロマン派 - 小穴晶子[美学者、本学教授。専門は18世紀フランスの音楽美学。編著に『バロックの魅力』]
- 第19回 2月22日(土)13時30分~15時00分
- 「伊能忠敬」
―地図、日本図、測量、絵画 - 田良島哲[東京国立博物館学芸研究部調査研究課長。専門は日本史、史料学]
- 第20回 2月22日(土)15時30分~17時00分
- 「フランスの写実主義の画家たち」
―クールベ、ミレー、マネ、パリ・コミューン、印象主義 - 本江邦夫[美術評論家、本学教授。専門は近・現代美術研究。著書に『オディロン・ルドン』他]
時間 | 【奇数回】13時30分〜15時00分 【偶数回】15時30分〜17時00分 |
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場所 | 中町ふれあいホール(東急大井町線上野毛駅から徒歩12分、または東急田園都市線用賀駅からバス10分/本学上野毛キャンパスから徒歩8分) |
受講料 | 全10回(第11~20回):1万円 / 1回ごとの受講:各回1000円 |
定員 | 各100名 |
申し込み締切 | 全10回の申し込み:10月5日 / 1回ごとの申し込み:各回の3週間前の土曜日(すべて必着) |
共催 | 世田谷区教育委員会 |
本講座のみ、Eメールでのお申し込みも可能です。
必要事項を記入のうえ、下記アドレスまでお送りください。
必要事項
- 講座名「世紀を歩く―19世紀」
- 受講希望回(「全10回」または「第○回」)
- 郵便番号・住所・氏名(フリガナ)
- 性別
- 生年月日
- 電話番号
- 学生は学校名・学年、本学卒業生はその旨
- 「HPをみて申し込み」と明記