2011年度 秋冬期講座

講座番号
3128

音にふれる、音楽にふれる

音と音楽はどのような関係を持っているのでしょう。音には音楽があり、音楽には音があると考えられていますが、本当にそうなのでしょうか。2人の音、あるいは音楽に対する姿勢の違いを楽しみながら、音とは、音楽とはどのようなものかを考え、感じていきます。

講座内容

第1~3回 「音にふれる」 (越智義朗)
音の風景を知る、見る、聴く/自然(木や石)から音をつくる/楽器と自然の音の空間構成

第5~8回 「音楽にふれる」(松田嘉子)
アラブ音楽の概観―地理と歴史/旋法とリズム/楽器(ウード、ナイ、レク)による演奏

開講日 2011年10月20日~12月1日の木曜日(11月3日除く) 全6回
時間 19時00分~20時30分
場所 上野毛キャンパス
受講料 1万8000円
定員 20名
申し込み締切 9月29日必着
講師 越智義朗[作曲家、パーカッショニスト。民族楽器と自然の音を組み合わせて幅広く活動]
松田嘉子[アラブ音楽研究者、本学教授。ウード奏者として国内外での音楽祭に多数出演]

講座レポート 「さまざまなものに『ふれて』」

漆や土、金属や布など、これまで素材そのものにふれることが多かった「ふれる」講座。前回「素材の色にふれる」では、色をテーマに開講しました。受講された方々は、植物の色が絹や麻など素材によって変化する染色の面白さを体験し、色の不思議に魅了されていたようです。

今期は、「音」と「音楽」という「耳」でふれるものがテーマです。朝起きてから夜眠るまで、意識するしないに関わらず、私たちは、さまざまな音や音楽にふれています。そこで今回は、今まで意識していなかった自然のなかの「音」や、日本ではあまりなじみのないアラブの「音楽」にふれてみたいと思います。しかし、耳だけではなく、「目」や「手」など体全体でもふれることができるのが、この講座の魅力。さて、どうやってふれるのでしょうか。 さらに広がる「ふれる」の世界にご期待ください。