株式会社
サイバーエージェント

人に作品を見せて評価を得る体験は、
他大学では得難いコミュニケーション

インターネットテレビ局「AbemaTV」の運営や国内トップシェアを誇るインターネット広告事業を展開。投資育成事業、ゲーム事業と、インターネット領域にて環境変化に柔軟に対応しながら、事業を拡大。近年では、定額制音楽配信サービス「AWA」やインターネットテレビ局「AbemaTV」を開始。
https://www.cyberagent.co.jp/
取材日:2018.08.24

サイバーエージェント
執行役員
クリエイティブ統括室 室長

佐藤 洋介さん

どれだけ良いものを見てきたか、
作品を人の目にさらしてきたかが
造形力の根底に

設立20年を迎えるサイバーエージェント。AbemaTV(インターネットTV)の開発運営しているメディア部門の他にも、広告、ゲーム、アドテクノロジーの分野をベースとしています。2015年にCIを一新するなど、会社の戦略としてもクリエイティブで勝負する方向にあり、デザイナーへの期待値が上がりました。クオリティに対する社内の目線が上がり、リリースした新サービスでグッドデザイン賞を受賞するなど結果が出始めています。

社会人としての素養が抜きん出ている

多摩美の卒業生には即戦力として企業で活躍できるイメージがある方が多いですね。社会との接点を持っていてネットワークが強い印象があります。社会人としての素養として、他の大学と比べても抜きん出ている印象です。

もちろん理工系や文系の学生にも、自ら技術を習得してくる力強い学生は大勢います。そんな中でも多摩美の強みはその根底にある造形力で、どれだけ良いものを見てきたか、自分の作品を人の目にさらしてきたかが生きているように思います。作品を人に見せて評価を得る体験の中で、相手にどう見てほしいかが計算されている。これは重要なコミュ二ケーションで、普段から同じ属性を持ったコミュニティの中で互いに切磋琢磨できる環境がある。これは他大学ではなかなか得難い体験だと思います。アウトプットが長けていること以上に、造形力にプラスして、賢く効率よく人に伝えられる力。そういう力を期待しています。

サイバーエージェントの採用においては、基本的にはインターンなどでの協働の経験を通して、お互いに「一緒に働きたいと思えるか、同じ目線でモノづくりができるかどうか」を重要視しています。多摩美の卒業生のように、自分の考えをプレゼンできたり、リーダーシップを張れたりなど、周りとうまく調和連携しながら自ら仕事を生み出し、「一緒に成長できる」と思えるような人は強いです。多摩美にはこれからもその可能性を感じています。

CAFS(creative and flexible scrum)デザイナー
山幡 大祐さん
2012年|情報デザイン卒

アプリのUI デザインに生かされる
「自分は何を伝えたいのか?」を
考え抜いた経験

私は現在、CAFSというチームで、新規サービスの開発をしています。入社してからずっとメディアサービスの開発を担当していて、UXデザインから、UI設計まで行っています。私には学生時代に身に付いた「器を作るには中身から知らねば」という考えがベースにあります。そのため、入社時に、当社の研修制度を活用してエンジニアの領域も経験しました。何ごとも、知らないことには先へと進めませんからね。その経験を元に、デザインとエンジニアリングの両面からのアプローチに取り組んでいます。

プロセスに基づいて設計し、結果美しい仕上がりに

情報デザイン学科では、最終的に出来上がるデザインよりも、なぜそこに至ったかのプロセスこそが重要であることを学びました。上辺だけで意味のないものはバレてしまう。そこを意識してしっかりとした土台ができれば、それは必ず伝わるし、結果美しいものに仕上がるのです。UIデザインに必要なのは、まさにそこです。もともと広告業界への就職を志望して多摩美に入学しましたが、「自分は何を伝えたいのか?」を突き詰めアウトプットの形にこだわらない作品を作り続ける中で、人とテクノロジーをつなぐUIに出会い、現在の仕事につながっています。UIデザインは、表面上のビジュアルではなく、プロセスに基づいて設計をしていくことが重要なので、学生時代に鍛えられた思考が今の仕事にとても生かされているのです。

息をするかのようにデザインに触れ経験を積んだ

多摩美の魅力のひとつに、人との出会いがあります。多摩美では、まるで息をするかのようにデザインの情報が入ってくるので、いるだけで刺激的でした。一流クリエイターである教授陣に直接相談したり、方向を示唆して頂けたことは、すごい経験だった思います。また、学生時代に同級生らと熱く議論を交わした経験は、自分の引き出しを豊かにしてくれましたし、その仲間たちはさまざまな業界で活躍し、今も仕事を通してつながっています。サイバーエージェントにも多くの多摩美出身の社員が在籍しているのでいますが、仲間が多いのは、本当に心強いことです。

また、多摩美の魅力は、「縛りはなく、何でもやっていい」という環境だと思います。実験の場だと思います。実験は、結論が曖昧なことが多いですが、とにかく学生のうちに手数をこなすこと。それをやりっぱなしにせず、何かしら自分の中で結論を出すこと。いま私は仕事をしていて、この経験が助けてくれることが非常に多いと実感しています。後輩の方たちも、やり続けていればいつか気付く時がくると思います。

山幡さんがUIデザインを担当した、世の中のあらゆることの結果を予想し、投票できるサービス『SUPERCHOICE』。
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※掲載者の所属などは記事公開時のものです。