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DeNA×多摩美術大学 AI技術を活用した、新たなサービスデザインの研究


AIとはなにかを理解し、答えのない課題に挑戦

3年生前期授業として行われたDeNAと情報デザインコースの学生による産学共同研究「AI技術を活用したサービスデザインの研究」に、吉橋昭夫准教授のもと学生8名が参加し、AIを活用した新たな情報サービスやコンテンツをデザインしました。「今回の取り組みは、AIとはなにかを理解することからのスタートでした。町に出てリサーチし課題を抽出するなど情報収集から始めましたが、AIという新たな技術をどう生かせばいいかはわからない。問題を即座に解決させるだけがゴールではなく、どう生かしてより良くなる可能性があるのか、いわば、『答えのない課題』へのチャレンジです(吉橋先生)」。

AIの活用で得られる、より良い体験を提案

6月2日にDeNA本社で行われた中間発表では、空いた車両に乗りたいと思う乗客や、駅構内の混雑緩和の助けにもなる「電車で絶対に座りたい人のためのAI」、買い物時、手にした食材を用いた献立が映し出されることで料理を考える悩みを解消する「未来てぶくろ」など、各々が得られる体験(UX)をイラストや動画でまとめ、発表しました。7月27日に同社で行われた成果発表会には、企画開発に携わるデザイナーのほか、AIエンジニアも参加。「人を楽しませたい、喜ばせたいという純粋な発想や視点がおもしろく興味深い」、「実現の可能性が高い作品もある」、「ビジュアルで説明されることで印象に残りやすい。実社会においてもプレゼンではとても有利」など、着眼点、提案の内容、プレゼンの仕方に対し、高い評価を頂きました。

期間:2018年4月~7月
多摩美術大学 情報デザイン・吉橋昭夫准教授

発表途中、開発に携わるDeNA社員から「似たアイデアは既にあるが、この着眼点は新しい」「もっと、こんな情報も連動できたら面白い」といったアドバイスをもらい、さらに具体的なアイデアが広がることも。