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大学直営の学生寮「多摩美オリーブ館」が完成。12月1日から入寮受付スタート!


八王子キャンパス隣接地に女子学生寮「多摩美オリーブ館(TAMABI OLIVE DORM)」が完成しました。本学では初めてとなる大学直営の学生寮で、2021年4月から運営を開始します。それに先立ち、12月1日から順次、新入生・在学生を対象とした入寮申込受付を開始します。

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1階エントランスからダイニングルームへむかう

多摩美オリーブ館は、地上5階建ての鉄筋コンクリート造で、2つの円弧が向かい合い、中庭には風が抜けるように設計されています。1階にはダイニングやホール、セミナー室などの共用スペースがあります。学生の居室は2階から5階の全186室で、勉強机・ベッド・ユニットバス・トイレ付き。勉強机は寮室で作品を製作する時の作業台にもなるように作られています。各階には学生が自由に使えるランドリーとキッチンスタジオがそれぞれ備えられ、学生が快適に過ごせるような空間設計となっています。

エントランスへのアプローチ。建物の周辺にはオリーブの木を植栽

「オリーブ」の名前の由来について / 青柳正規(学校法人多摩美術大学理事長)
女子学生寮のオープンに際し、まずは竣工年をいつでも思い出せるような名前にしたいと考えました。竣工した2020年は本来であれば東京オリンピック開催の年。オリンピックの勝者にはオリーブ冠が授与されることから、「オリーブ」と名づければオリンピックを想起し、2020年と思い出すことができます。また、オリーブは、荒地などの厳しい環境下でも良く育つ、非常にたくましい木でもあります。たくさんの実を実らせ、質の高い家具用の材木にもなります。学生たちにもオリーブのように、たくましく強く、素晴らしい人材となってほしいと願い、この名前をつけました。大学のすぐそばという安全性の高い環境のなかで、若者らしく生き生きと集団生活を過ごし、ゆたかな社会性を身につけてもらえたらと思っています。

設計のポイントについて / 田淵 諭(多摩美術大学キャンパス設計室長、環境デザイン学科教授)
建築の外観は緩やかなカーブを描く特徴的な佇まいで、上空から見ると木の葉の形をしています。風通し・採光・換気という自然のめぐみをかたちにすることを設計コンセプトとしています。敷地にそよぐ風が2棟の間から中庭に抜けるように、またどの寮室も太陽の日射しを心地よく受けられるように建物が配置されています。1階は中庭に面した吹き抜け空間で、緩やかな階段やスロープでダイニングにつながっていきます。この空間にはいろいろなテーブルや椅子が配置され、食事以外にも寮生のコミュニケーションや思索の場として使われます。また、各寮室の勉強机は作品を製作する時の作業台にもなるように作られており、簡単に折りたため、寮室での大きな作品づくりを可能にしてくれます。美大生に求められるフレキシビリティーな寮室となっています。

寮室に設置された勉強机・ベッドは折りたたみ収納が可能。広いスペースを確保できる

玄関側から見た寮室

備え付けのクローゼット。折りたたんだ勉強机なども収納できる

全室ユニットバス・トイレ別

★多摩美オリーブ館 VRツアー★
360°カメラで撮影したオリーブ館の内部を疑似体験できます。


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12月1日から順次入寮申込受付開始

先日行われた特別選抜A(総合型選抜・学校推薦型選抜)の入学者を対象とした入寮申込受付を12月1日から開始。以降順次、在学生・新入生の入寮申込受付を行います。今後の申込受付予定は以下の通りです。

▼ 今後の申込受付予定
12月選考:12月1日~12月7日(特別選抜A入学者)
1月選考:1月12日~1月18日(在学生、特別選抜B入学者)
2・3月選考:2月22日~2月27日(一般選抜入学者)

※すべてweb書類選考で行います。
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外観

5階から中庭をのぞむ

1階ダイニングルーム➀

1階ダイニングルーム➁

寮室のある2階から5階の各回に設置された共用キッチン。学生は自由に使うことができる

  

関連リンク

新学生寮「多摩美オリーブ館」の概要と入寮に関するお知らせ別ウィンドウリンク
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