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卒業生の伊東ケイスケさんのVRアニメーションがベネチア国際映画祭にノミネート!


VRアーティストの伊東ケイスケさん(10年グラフィックデザイン卒)が監督を務めたVRアニメーション『Beat』が、第77回ベネチア国際映画祭バーチャルリアリティ(VR)部門「VENICE VR EXPANDED」のコンペティション作品としてノミネートされました。

『Beat』は、ユーザーが自らの心臓の鼓動を主人公のロボットと共有し、命を吹き込むことで物語が展開されていく作品です。株式会社WOWOW、株式会社CinemaLeapとの共同製作によるもので、Haptics(触覚)という新しい技術を用いたデバイスを利用し、ユーザーの心臓の鼓動を作品に登場するロボットのハートと連動させることで、心の葛藤や成長を体感しながら物語を楽しむことができるという、今までにない新しい映像体験を提供しています。

第77回ベネチア国際映画祭VR部門は9月2日から12日の間、オンラインで開催されます。これにともない、『Beat』も映画祭参加者が自宅からオンラインで体験できるように、VRヘッドセットとコントローラーを用いて体験するバージョンが上映されます。

コンペティションにノミネートされた31作品の中から「Grand Jury Prize for Best VR Immersive Work」、「Best VR Immersive Story」、「Best VR Immersive User Experience」の3つの受賞作品が決定します。

【伊東さんのコメント】
今回のノミネートは在学当時の恩師である故・片山雅博教授の熱い指導があったからこそだと考えております。生前、先生は僕に「お前は才能があるから!がんばれよ!」と力強く背中を叩き、鼓舞してくださいました。その言葉に、今もずっと背中を押していただいています。今後も人々に喜びを与えられるアニメーションを目指し、作り続けたいと思います。

『Beat』

監督:伊東ケイスケ
製作年:2020年
作品尺:12分

関連リンク

第77回ベネチア国際映画祭 XR部門公式ページ別ウィンドウリンク
第77回ベネチア国際映画祭 XR部門『Beat』紹介ページ別ウィンドウリンク
グラフィックデザイン学科 紹介ページ別ウィンドウリンク

『Beat』メインビジュアル
『Beat』スクリーンショット