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「アートアーカイヴとは何か」第2回多摩美術大学アートアーカイヴシンポジウム開催


多摩美術大学の第2回目のアートアーカイヴシンポジウムを開催します。今年3月の第1回での議論を出発点に、今回は「アートアーカイヴの現状」「写真アーカイヴのこれから」「言語と美術のアーカイヴ化」という3つの方向からアートアーカイヴの可能性を展開します。さらにアートテークと図書館で展覧会が同時開催されることで、アーカイヴとギャラリーが連動した、新しい体験と議論の場をつくりだすことを試みます。

久保田 晃弘(アートアーカイヴセンター所長)

アートアーカイヴとは何か

日 時 :2019年12月7日(土)10:00~17:00(9:30開場)
会 場 :多摩美術大学 八王子キャンパス レクチャーホールBホール
参加費 :無料・申込不要(先着順200名)
主 催 :多摩美術大学アートアーカイヴセンター、多摩美術大学図書館、
     多摩美術大学芸術人類学研究所
協 力 :多摩美術大学美術館、メディアセンター
お問合せ:多摩美術大学アートアーカイヴセンター事務室
     042-679-5727、aac@tamabi.ac.jp

プログラム

全体進行
安藤礼二
10:00~10:10オープニング
久保田晃弘
10:15~11:45第1部「アートアーカイヴの現状」
(1)佐賀一郎:デザインアーカイヴの連携をめざして
(2)久保田晃弘:インタラクションのアーカイヴ
(3)小泉俊己、上崎千:もの派と写真
昼休憩
13:30~15:00第2部「アーカイヴのこれから—写真と人類学について」
港千尋、金子遊
休憩
15:15~16:45第3部『「言語と美術」のアーカイヴ化と「空中の本」』
平出隆、青木淳
16:45~17:00クロージング
平出隆
17:05~17:20アートテークツアー
17:30~レセプション

※プログラムは、都合により変更する場合がありますのでご了承ください。

関連展示

1)多摩美術大学図書館
ゲーテ・インスティテュート主催の写真集展を開催。
12月4日(水)~7日(土)9:00~20:00、土曜のみ16:30まで

河原温コレクションと青木淳「透明梁」を12月4日より公開。

2)アートテークギャラリー201
「河原温 LANGUAGE and ARTブックアート・コレクション創設記念展」
12月4日(水)~7日(土)10:00-18:00、入場無料

多摩美術大学図書館ではこのたび、河原温のブックアート・コレクションを創設します。Today シリーズなどで世界の美術界を席捲した河原温は、その実像を秘したまま、2014年に逝去しました。しかし、その生涯を記述するための資料を、例外的に平出隆(多摩美術大学図書館長)に託しました。またこの夏、ニューヨークの河原温財団は、本学における研究・蒐集状況と《言語と美術──平出隆と美術家たち》展(DIC川村記念美術館)などを評価し、コレクションの完全化への協力を決定しました。こうして河原温ブックアート・コレクションの創設記念展が、八王子キャンパスのアートテークにて、12月4日から7日まで開催されます。同時に、伊東豊雄設計の図書館では、《言語と美術》展のために青木淳が設計した空中書架《透明梁》が、河原温の貴重な作品を容れて恒久設置されます。

関連情報:
多摩美術大学アートアーカイヴセンター創設記念シンポジウムを開催(3/29・30)別ウィンドウリンク
「竹尾ポスターコレクション・ベストセレクション13」展(多摩美術大学アートテーク、2019)
Hiroshima in Tasmania – The Archive of the Future by Masao OKabe & Chihiro Minato ©Chihiro Minato 2011
平出隆『言語と美術 平出隆と美術家たち』(港の人、2018)