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情報デザイン・AKI INOMATA非常勤講師 日本の美術館で初の個展開催


生物の観察と調査を通して独創的な作品を作り出す情報デザイン・AKI INOMATA非常勤講師の、日本の美術館では初となる個展が2019年9月14日から十和田市現代美術館で開催されます。
やどかりに3Dプリンターで制作した各国の都市を模した殻を提供して住み替えてもらう作品『やどかりに「やど」をわたしてみる』など、他の生きものとの協業を通して人間や社会の本質をユーモアのある表現で問いかけます。

AKI INOMATA:Significant Othernessシグニフィカント・アザネス 生きものと私が出会うとき

会期:2019年9月14日(土)~2020年1月13日(月)
会場:十和田市現代美術館

人間以外の生きものと私たち人間との距離はひらきつつあると感じる。隅々までコンピュータ管理された情報化社会に住む現代の私たちは、人間以外の生きものを、都市空間から排除し、遠ざけてきたようにも思う。私の作品の多くは、“生きものとの共作”のプロセスによって成立している。私は、他種の生きものたちを、畏敬の念をもって、日々観察してきた。そして、自分とは異なる生きものたちを知り、コミュニケーションを取ろうと試みることで、生きものと人間の関係性を再考している。美術館では通常、作品保護の観点から害虫やカビの発生を防ぐために動植物の持ち込みが厳しく制限されている。しかし、十和田市現代美術館では生体展示をすることが可能だ。美術館周辺には、太古からの自然を感じられる奥入瀬渓流をはじめ、十和田湖、八甲田山など動植物の観察に適した場所も多い。美術館の中に生きものたちを招き入れ、日常的には意識されづらい異種との対話を試みたい。

AKI INOMATA

~十和田市現代美術館HPより抜粋~

関連情報:
十和田市現代美術館別ウィンドウリンク
《やどかりに「やど」をわたしてみる -White Chapel-》2014-2015 ※参考画像
©AKI INOMATA / Courtesy of MAHO KUBOTA GALLERY
《girl, girl, girl . . .》2012 ※参考画像
©AKI INOMATA / Courtesy of MAHO KUBOTA GALLERY
「Asian Art Award 2018 supported by Warehouse TERRADA」展⽰⾵景2018 寺⽥倉庫、東京 Photo: Ken Kato ※参考画像
©AKI INOMATA / Courtesy of MAHO KUBOTA GALLERY