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活躍中のOG、OBが1,100名の新入生を前にキャリアを語る


2018年4月6日、八王子キャンパスTAUホールにて、「OG・OBとの Talk Session」と題した学生生活・進路オリエンテーションを行い、新1年生約1,100名が先輩たちの話に耳を傾けました。

これは学生課が新入生に卒業後をイメージしてもらうなどの目的で毎年行なっているイベントで、2004年から実施しています。今回は情報デザイン・久保田晃弘教授が進行を務める中、アーティストの力石咲さん(04年情報デザイン卒業)、着物とオブジェアーティストの重宗玉緒さん(06年テキスタイルデザイン卒業)、劇場アニメーション「この世界の片隅に」で演出助手を務めた、株式会社CLAPの三宅寛治さん(06年油画卒業)の3名をゲストに迎え、在学中から卒業後の過ごし方などを話しました。

貴重な話の数々に、新入生から質問やまず

「当時の情報デザイン学科では、グラウンドの裏で野菜を育てており、時間の変化があるもの、生きているものをデッサンする授業に惹かれた」と力石さんがユニークな入学の理由を語ると、先日放送の「出没!アド街ック天国」にも着物姿で出演されていた重宗さんは、「苦労しながらも友禅や型染めを学んだ」と学生時代を振り返りました。油画出身の三宅さんは、「スーパーマーケットのデザインを行う産学連携授業に参加したことが良い経験だった」と、2004年に6学科と企業の合同で行われた授業の思い出を語りました。それを受けて久保田教授は、「産学連携授業のような場はもちろん、学内に本当に色々な人がいる。多様性の中で制作や議論をすると、視点や状況の違いなどをポジティブにとらえられるようになる」と、伝えました。

「世界を編み包む野望」を抱いて活動中の力石さんと、2020年にロンドンでの着物展示が決定している重宗さんは、共に海外での活動も活発です。2人は、「在学中に海外活動に必要な語学を習得したわけではなく、また現在もおぼつかないが、海外に出てしまえば必要に迫られて話すことができる」と、力強いメッセージを送りました。

新入生からは、「制作の根底にあるものは何ですか?」「在学中に英語はどれくらい修得できましたか?」など複数の質問が寄せられ、活発な交流は終了後も続いていました。